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地域密着型の塾×レプトンで英語好きを増やしたい

進学個別桜学舎Lepton入谷教室 浅見 臨太郎様
進学個別桜学舎Lepton入谷教室
浅見 臨太郎様

1997年の創業以来、上野桜木教室、入谷教室と、台東区エリアで地域に密着した教室運営を行っている「進学個別桜学舎」。今回は、自身もかつて塾生だったという教室長の浅見臨太郎先生に、2021年に開校した入谷教室でレプトンの活用状況について話を伺いました。

“間違えてもいい”くり返し学習するレプトンだからできること

―― レプトンを知ったきっかけを教えてください。

塾として2010年ごろから、「読み」「書き」が中心のいわゆる学校英語ではなく、「聞く」「話す」を含めた“4技能型の英語学習が来る”とアンテナを張っていました。実際に保護者の方から「4技能学習は取り入れないんですか」というお声もありました。ただ、当時の英会話教室は、比較的堅い雰囲気のところが多かったんですね。そんな中、レプトンのポップなデザインが、保護者の方たちが桜学舎に持ってくださっている地域密着でフレンドリーな雰囲気に合っていた、というのが理由の1つです。生徒たちが英語を語学として難しく捉えてしまう前に、自然となじんでもらうことができそうだと感じたのが、導入の決め手でした。

もう1つの理由は、くり返し学習するスパイラル・カリキュラム(※)が、塾全体の方針と合っていたことです。桜学舎では、数学や国語など塾の教科でも、「間違えたことを怒らない」というのを大切にしています。間違えを「何でできないの」としてしまうと、ましてやよくわからない外国語であれば、生徒たちは萎縮してしまいます。「間違えても大丈夫、またくり返し出てくるから」とすることで、リラックスして進められるのも、他の英語コンテンツにはないレプトンの特長だと思います。

※同じ単語や表現がくり返し使われながら、テキストのレベルが上がるにつれ、内容がより深まっていくカリキュラム

「本科へのいい影響もあると思います」と浅見先生
「本科へのいい影響もあると思います」と浅見先生

―― 実際に導入してみていかがですか。

カリキュラム以外にも、細部まで気配りがされていると感じました。用語ひとつ取っても、「確認テスト」ではなく「ファイナルチェック」、「練習シート」ではなく「Leptonペーパー」というように、世界観が統一されているので、生徒のモチベーションを維持しやすいんです。いい意味で塾っぽくなく、女性的とも言えるのかもしれません。

そして、一番大きな変化は、教室で英語をしゃべっている生徒がいるのが自然な状態になったことです。レプトンのカリキュラムは発話せざるをえないしくみなので、当然といえば当然なのですが、それによって、本科の英語を学習する中学生も興味をもつなど、英語への敷居がぐんと下がった気がします。塾の英語というと、ともすれば黙って単語をノートに書き写すような学習になりがちですが、教科の英語でも「音声的に指導するように」と口すっぱく言っているところです。

レッスンの空気づくりにはチューターの存在も欠かせない

―― チューター(先生)の中には、かつてのレプトン受講生もいるそうですね。

そうなんです。レプトンのチューターには、教師というよりもファシリテーターのような役割が求められます。間違えてもいいという場の空気をつくり、生徒たちの模範となって一緒に英語を聞いて、一緒に声に出して読んでみる。慣れてきたら、徐々に自分でできるように手放していく。留学経験や学力ももちろん大切ですが、的確な指示と気配りができる人がレプトンには合っています。そういう意味でも、レプトンの特長をわかっている卒業生たちは心強いですね。

取材当日、レッスンを担当していた大学生のチューターのお二人も、もともとレプトンの受講生
取材当日、レッスンを担当していた大学生のチューターのお二人も、もともとレプトンの受講生

「留学経験などはないのですが『発音いいね』『留学していたの?』と褒められることが多いです。 教える側になってみて、生徒一人ひとりの特性に合わせた教え方を意識して取り組んでいます」(岡田さん・写真左)。

「レプトンは、発音してチューターに確認してもらうまでがワンセット。学校の授業ではマンツーマンでそこまで見てもらえないですし、発音すること自体が少ないので、発音が良くなるのもレプトンの特長だと思います」(有馬さん・写真右)。

くり返しになりますが、レプトンの場合、根を詰めて完璧を目指すのではなく、スパイラル・カリキュラムを理解して、「間違えてもいい」というおおらかな空気の中で、学習の習慣づけをしていくことが大切です。そのほうが結果的に学習を継続でき、英語力の定着につながります。

大切なのは将来につながる語学の土壌づくり

兄弟姉妹による紹介が半数だという入谷教室。学年問わず自分のペースで進めていきます
兄弟姉妹による紹介が半数だという入谷教室。学年問わず自分のペースで進めていきます

―― 英会話スクールなど、他の教室から移ってくる生徒さんも多いそうですね。

多いですね。インプットができていないまま英会話スクールに行っても、英語が頭上を飛び交うだけで終わってしまう…という話はよく聞きます。
入会前に私が保護者の方によくお伝えしているのは、「いきなりトマトは収穫できません。まずは土壌をつくることから」ということです。正直な話、レプトンを1年受講したら、英語がペラペラになるわけではありません。ただ、2年、3年と続けていくことで、たとえば将来「留学したい」となった時の土壌ができているのがレプトンです。特に、ビジネス的な感覚に長けている共働きのご夫婦などだと、最短ルートで成果を手に入れようとしてしまいがちですが、大切なのは語学の土壌づくり。それさえできていれば、その後は自分で英語を活用する道に進んだり、留学したり、自然と道が開けていきますよとお伝えしています。
その点を保護者の方に理解していただくと、結果的に長く続けてもらえるので、入会前のすり合わせは大切ですね。

レプトンをきっかけに変わった生徒たち

―― 具体的に受講生に見られた成果はありますか。

中学英語でつまずいている生徒たちを見ていると、圧倒的に声に出すことが苦手です。黙々と机に向かってしまって、アウトプットの機会がない。これではなかなか定着しないですよね。一方で、小学生のうちからレプトンを受講した生徒たちは、単語を覚えることが習慣になっていますし、英語を声に出すことに抵抗がないので、中学進学後の英語の成績がいいです。

たとえば、もともと大人しくてほとんど話さないタイプだった女子生徒が、中学1年生で本科の英語からレプトンに切り替えたところ、みるみる発話ができるように。英語に自信がついたからか、大学卒業後、高校の英語教師になった、なんていう例もあります。

―― 「声に出すこと」が成長のきっかけになっているんですね。

科学的な根拠はわかりませんが、発話による効果は大きいと感じています。生徒自身の性格まで変わる感じといいますか。例えば、私立の一貫校に通っている男子生徒がいるのですが、ふだんからほとんど声を出さないタイプで、中学1年のときの英語の成績はもう、めちゃめちゃでした(笑)。中学3年からレプトンを始めたのですが、よく声を出すようになり、さらに高校受験がない分、継続して受講できたことも功を奏し、この半年で加速度的に成長しました。学校の英語の成績はぐんとよくなりましたし、英検®3級も取得しました。出遅れていたところからの巻き返しには驚かされましたね。

ほかにも、「英語の勉強は苦手だけど、レプトンは続けられる」という生徒もいるなど、レプトンをきっかけに成長する好例も見てきました。保護者の方には本科の教科とレプトンをセットでおすすめしたり、場合によっては、本科から引き抜いてレプトンに移行することもあります。

台東区エリアの英語力の底上げに貢献したい

―― 今後、取り組んでいきたいことはありますか。

台東区エリアの英語教育を支えていきたいと思っています。どこの塾も感じておられることだと思いますが、2021年に新学習指導要領になってからのここ数年で、公立中学の英語の成績はぐんと落ちたと感じます。中学1年生の定期テストの英語の平均点も軒並み下がっていて、平均が50点を下回るケースもあります。今までと比較しても未知の領域です。抜本的に英語を学ぶ体制をつくらなければいけないですね。
その点、レプトンはただ楽しいからではなく、学校英語やその後につながる学習ができるので助かっています。レプトンを活用しながら、この地域の英語好きを増やしていきたいです。

最後に

個別桜学舎Lepton入谷教室 浅見 臨太郎様

現在は、本科の生徒や、兄弟姉妹での受講がほとんどだという桜学舎ですが、それでも、無料体験会への参加者募集には、今ある席数では足りないくらいの問い合わせがあるといいます。「将来的にはワンフロア、あるいは1教室でレプトンをやりたいという願いがあります」という浅見先生。塾の授業とうまく連携させながら、地域の学生たちの英語力の強化に今後もレプトンを活用いただきたいです。