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「継続は力なり」を自ら体現。“英語嫌い”な水泳のプロがレプトンの先生に

ロンド・スポーツLepton成増教室 宇佐美 郁乃様
ロンド・スポーツLepton成増教室
宇佐美 郁乃様

スイミングのほか、フィツトネスやテニス、ゴルフなど都内10カ所でスポーツ施設を運営するロンド・スポーツ。今回取材した成増教室の宇佐美郁乃先生は、スイミングコーチを28年勤める水泳のプロ。「英語は嫌いでした」という宇佐美先生が、自ら学び、子どもたちと接する中でわかったレプトンの特長、そして水泳と英語の共通点とは。

自らテキストを学習して気づいた習慣化の大切さ

プールをのぞむ2階の廊下を抜けた先に教室が
プールをのぞむ2階の廊下を抜けた先に教室が

―― レプトンを導入したきっかけは何でしょう。

教室がある場所は、元々は男性用のロッカールームでした。そこから、大人を対象に、プールの後に歌や折り紙などカルチャー体験をする場所として教室がつくられました。また、成増という地域は、教育に力を入れている地域ということもあり、知育系の教室をやろうとなったのがきっかけです。

―― 教室長に抜擢されたときは驚きだったのでは。

レプトンが何なのかすら知りませんでした(笑)。それに、中学でも高校でも英語は得意ではなかったんです。ただ、レプトンの先生は授業をするのではなく、カリキュラムに沿って導くレッスンスタイルなので、「私は英語は教えません」という約束のもと引き受けました。

―― 実際にはいかがでしたか?

開講前に受ける加盟校向けの研修では、英語の自己紹介をするのさえままならずでした。さらには、チューターとして採用した先生が話している内容や、テキストレベルについて相談されても、まったくわからなかったんです。そこで、「このテキストをやれば、本当に英語がわかるようになるのか?」と思い、初級の「BIRD1」から最後まで実際にやってみました。自宅に勉強スペースを設け、毎朝起きたら必ず机に向かってテキストを進めることを習慣化して、最後までやり切りました。そこでやっと「こういうことか!」と納得できたんです。

「自宅にあるテキストは、書き込みだらけです」(宇佐美先生)
「自宅にあるテキストは、書き込みだらけです」(宇佐美先生)

実際にやってみて思ったのは、私たちが中学・高校でやっていた英語と学び方が違うということ。英語嫌いだった頃の私は「英語は文法を攻略すればできるようになる」と思っていました。でも、レプトンは上級レベルまでほとんど文法が出てきません。繰り返し聞いて、繰り返し話して、体で英語を覚えていく中で、「あのとき必死に覚えた文法はこれのことか」と腑に落ちました。さらに、毎日同じ時間に、同じ場所で学習を習慣化することで最後までやり切ることができたので、生徒たちにとっても、教室が飽きずに通い続けられる場所になれば、という気づきにもなりました。

何か一つ「できた!」を持って帰ってもらいたい

「今年のハロウィン用です」と見せてくれた装飾の数々
「ハロウィン用です」と見せてくれた装飾の数々

―― 教室運営で意識されていることはありますか。

飽きないための「変化」を大切にしています。季節に合わせて装飾を変えるほか、毎回、席次表を教室の正面に貼り出すことで、「今日はどこの席だろう」、「誰がとなりだろう」、「どの先生がチェックするんだろう」とワクワクしてもらいたい。さらに、最初の5分はフリータイムにして、チューターの先生と英語で話をしてもいいし、eラーニング(※)をしてもいいとすることで、ルーティンになり切らないようにしています。

また、入会時には一人1冊専用のファイルを渡しています。新年にみんなで絵馬に書いた目標から始まり、イベントで使ったカードなどの小物、先生からの学習報告、JET(ジュニア・イングリッシュ・テスト)の試験結果など、すべてをそのファイルに入れるようにすることで、たとえば「1年前は日本語で書いていた目標が、英語で書けるようになってる!」等、生徒自身が自分の成長を実感できたらいいなと思っています。

※JET頻出単語が学べるレプトン会員専用のeラーニング「Lepton Picture Cards」

―― スポーツとの共通点はありますか。

スポーツでよく言われる「継続は力なり」や「努力は裏切らない」は英語にも絶対に言えることで、逆に言うと、ちゃんとやらないとうまくなりません。当然、つらい、しんどいこともありますし、厳しくすることもあります。私自身、ここにいる先生の中で一番厳しいかもしれません(笑)。だからこそ、水泳も英語も、レッスンの最後に何か一つ「楽しい!」とか「できた!」を持って帰ってもらえることを意識しています。暗い気持ちのまま帰らせない。最後は「また来るね!」と言ってもらうことが大切ですね。

継続できる環境の中、最後までテキストを制覇した卒業生も

さまざまな経験を持つ先生がいるので、いろいろな角度からアドバイスができ、生徒の気づきの機会が多いのも特長です(宇佐美先生)
さまざまな経験を持つ先生がいるので、いろいろな角度からアドバイスができ、生徒の"気づき"の機会が多いのも特長です(宇佐美先生)

―― 生徒さんや保護者の方からはどんな反応がありますか。

「英語を嫌いになる前にここに来てよかった」と言ってもらえることが多いですね。小学校での英語必修化が始まる以前から、中学に入学してよーいドンで英語の勉強が始まったときに「少しでも英語への苦手意識がなくなるように」という思いから始めている子が多いです。上級レベルのテキストに入ると、日本語にはない文法の難しさを感じる生徒も多いですが、1つの言葉を入れ替えて話す練習を繰り返す「パターンプラクティス」と、語句を並び替えて文を作る「整序問題」によって下地ができているので、先生が少しアドバイスや例題を出すだけで、生徒自ら気づいて解くことができます。レプトンのテキストには、文法にも対応できる工夫が散りばめられているので、繰り返し繰り返し学習することで、あるタイミングでぐっと伸びる。生徒たちもそれをわかって継続できているように思います。

―― 特に成長が見られた生徒さんはいらっしゃいますか。

小学6年生で入会したRちゃんが、今年見事、最終テキストまで終了しました。元々、ロンド・スポーツの水泳選手で、「中学入学前に英語に慣れておきたい。通い慣れているロンドでなら」と入会されました。学校や習い事で忙しい中でも、振替をしながら続けてくれた結果、中学校の英語のテストはいつも満点。中学2年生で、英検®準2級にも合格し、高校生になっても「最終テキストの『ADVANCED Sagittarius8』まで終わらせる!」と、がんばって続けてくれました。現在高校2年生で、英検®2級にも合格。来年1月には準1級も受験予定と、順調に成果を残しています。教室ができた年に入会した生徒さんなので、卒業は少しさびしいです。

教室には世界地図と国名も。「『英語を話せると、これだけの国で通じるんだよ』と、よく話しています」(宇佐美先生)
教室には世界地図と国名も。「『英語を話せると、これだけの国で通じるんだよ』と、よく話しています」(宇佐美先生)

―― 続けたくなる環境があるということですね。

チューターの先生はそれぞれ留学経験があるので、その経験談を話すことで、「英語を学ぶとこんないいことがある」と生徒自身が感じられるのかもしれません。生徒同士のコミュニケーションも活発で、たとえば小学6年生と中学1年生がとても仲がよくて、学校も学習レベルも違うものの、先生からの丸の数を競い合ったりしています。また、JETの申し込み時には、推奨している受検級をお手紙として貼り付けて、教室で生徒に配るスタイルをとっているため、友達が何級を受けようとしているかがわかるのですが、そうすると「自分も難しい級にチャレンジしたい!」と言い出す生徒がいたり。さまざまなレベルの生徒がいることで「あの子に追いつこう」という気持ちが芽生えるのも、無学年生のレプトンのいいところかもしれません。

最後に

最後に

レプトンのテキストを制覇しただけでなく、今でも毎朝、出勤前にオンライン英会話を受けているという宇佐美先生。「継続は力なり」を誰よりも実感している先生が、飽きずに続けられる教室を実現しているように感じました。今後の展望として、水泳教室でのイベント実施の経験を活かし、レプトン生と一緒に、英語を使った野外イベントをやってみたいとのこと。ぜひ今後も、子どもたちが“学び続けられる”レプトンを体現していただきたいです。