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小学生で英検®取得は当たり前!? 目指すべき級と勉強法とは

2020年度から始まった小学校での英語必修化を筆頭に、子どもたちをとりまく英語教育の環境は大きく変化しました。中学・高校入試でも「英検®」が重視されるようになり、小学生以下の受験者が増えている今、小学生で目指すべき級と、事前準備、勉強法についてお伝えします。

英語学習者が低年齢化! 小学生以下の英検®志願者も61%増に

英語学習者が低年齢化!小学生以下の英検®志願者も61%増に

2020年度から小学5・6年の英語が教科となったことや、中学校でも新学習指導要領が施行され、教科書が改訂されたのをきっかけに、中学英語のレベルが上がり、グローバル化が進む現代社会での英語学習の必要性は高まる一方です。

実際に、子ども英語教室Lepton(レプトン)への問い合わせも、幼児から小学校低学年のお子さまをお持ちの親御さまが約6割と、幼児、小学校低学年からの英語教育に力を入れる親が増えてきています。

小学校低学年までに英語教育を始めたい親が6割

※2022年 「子ども英語教室Lepton」お問い合わせ情報より

さらに、2022年度の英検®志願者数約420万人のうち、小学生以下の志願者は52万4,833人でした。小学校での英語必修化が始まった2020年と比較して61%も増加していることがわかります。

英検®の小学生以下の志願者は52万4,833人

※「公益財団法人 日本英語検定協会」英検®志願者数(各年4月1日~3月31日)

最近では「小学6年生が最上級の英検®1級に合格!」など、小学生の英検®取得者がたびたびニュースにもなっています。小学生での取得は帰国子女などに限らず、これまで留学や海外生活の経験がない子どもの取得も増えており、取得級のレベルも年々上がっています。学校での授業に加え、自宅や英語教室での学習が大きく影響しているといえそうです。

小学生の志願者が増えている英検®(実用英語技能検定)とは

英検®(実用英語技能検定)とは

ここからは、志願者が増えている英検®について詳しく見ていきましょう。英検®の正式名称は「実用英語技能検定」といい、公益財団法人日本英語検定協会が主催する国内最大級の英語検定試験です。受験機会は年に3回あり、2022年度の志願者数は420万人以上。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を測定することができ、5級から1級まで、準1級と準2級を含めた7つの級があります。
5級、4級では筆記、リスニングに加えて任意でスピーキングの試験を受けることができます。3級以上は一次試験で筆記、リスニングの試験を受け、二次試験で面接(一次試験合格者のみ)という流れになります。学校、職場、日常生活にいたるまで幅広い範囲で出題され、級が上がるごとに試験の所要時間は長くなります。

「実用英語技能検定(英検®)」は公益財団法人日本英語検定協会が主催する国内最大級の英語検定試験です

※2024年度からの従来型の英検®の場合

英検®の検定料と申し込み方法

英検®の検定料と申し込み方法

検定料は、一次試験を本会場と準会場のどちらで受けるかによって異なります。個人での申し込みは本会場、認定を受けている学校や塾経由で団体申し込みをする場合は準会場となりますので、まずは学校や塾で申し込みが可能か確認してみてください。

  • 5級: 本会場3,900円、準会場2,500円 ※一次試験のみ
  • 4級: 本会場4,500円、準会場2,900円 ※一次試験のみ
  • 3級: 本会場6,400円、準会場4,700円
  • 準2級: 本会場7,900円、準会場5,700円
  • 2級: 本会場8,400円、準会場6,400円
  • 準1級: 本会場9,800円
  • 1級: 本会場11,800円

さらに、2023年度は「学習支援キャンペーン」として、各級とも記載の金額から一律100円引きです。そのほか、最新の金額は公式サイトでご確認ください。

英検®は小学生でも受けられる?

日本英語検定協会が運営する、英検®受験を検討している子どもとその保護者のための情報サイト「英検for kids」には、英検®デビュー前のチェックシートが設けられています。初めて英検®を受ける際は、これらの項目をクリアしているか確認しておくといいでしょう。

引用:英検for kids

英検®取得に向けた英語学習が万全でも、当日、試験会場で落ち着いてテストを受けることができなければ、特に小学校の低学年で力を出し切ることは難しいかもしれません。じっと椅子に座っていられるか、長時間の試験に耐えられるか、過度なプレッシャーを感じて動揺してしまわないか、上記チェックシートを参考に、塾や家庭でトレーニングをしておくことが大切です。

なお、保護者は、一次試験は「解答用紙の必要事項記入の代筆・補助」、二次試験は「面接カードの必要事項記入の代筆・補助」のために、規定の時間までは試験教室に入ることができます。退室後は会場外で待つことになるため、試験終了時間を把握し、待ち合わせ場所をしっかりと決めておくといいでしょう。

英検®取得は中学・高校入試でも有利

英検®取得は中学・高校入試でも有利

小学生以下の英検®志願者が増えている大きな要因の1つは、中学・高校入試での優遇制度です。中学入試では、3級取得者なら全国58の私立中学で、準2級取得者なら全国63の私立中学で、点数の加算・試験の免除・合否判定での優遇などを受けられます。
また、高校入試の場合、準2級取得者なら全国8の国立高校と229の私立高校で、2級取得者なら全国10の国立高校と241の私立高校で同様の優遇を受けることができます。

※出典:「2023年度版 英検®ニュース」2023年2月旺文社

たとえば、英検®熱の高さで有名な大阪の公立高校の入試では、英検®2級を取得していれば、英語試験の点数の80%、英検®準1級なら100%が保証されます(※1)。大阪日日新聞によると、優遇制度を導入した2017年には、外部検定を活用して入試に臨んだのはわずか344人でしたが、2013年春には3,999人と10倍以上に増加したとのこと。それほど外部検定を取得して入試に臨む学生が増えているのです。こうした動きは大学受験にも影響を与えており、2023年の一般選抜で英語の外部検定を利用した大学を受験した生徒の90%が英検®を利用していました(※2)。

※1 出典:2022年度大阪府公立高校受験状況の集計データ
※2 出典:「受験生が選んだ外部検定はどれ?<2023 年 一般選抜>」旺文社 教育情報センター

小学生は英検®何級を目指せばいい?

小学生は英検®何級を目指せばいい?

日本英語検定協会によれば、小学校中学年~中学生までがおもに受験するのが英検®5級(中学初級程度)、小学校高学年~中学生までがおもに受験するのが英検®4級(中学中級程度)とされています。ですが、中学3年生の時点ですでに英検®2級(高校卒業程度)以上の英語力を求められることを考えると、部活や受験勉強で忙しくなる前に、小学生のうちに英検®4級取得を目指すことをおすすめします。

5級:英語初学者がまず最初に目標とする級です。家族や趣味、スポーツなど、身近なテーマが出題されます。中学初級レベルですので、学校での授業に加えて、自分ひとりで英語学習を進められるようになった段階での受験がおすすめです。

4級:中学中級レベルで、5級と同じように身近なテーマが出題されますが、読解問題が加わり、試験時間も長くなります。

3級:中学卒業レベルですので、取得できれば英語の基礎力が定着しているといえます。中学入試を考えている場合、前述した優遇が受けられる範囲に入ってきます。海外の文化などテーマが広がるほか、一次試験の筆記とリスニングのほか、二次試験の面接が加わりますので、リスニングとスピーキングの学習が必須です。

準2級:高校中級レベルで、教育や科学などをテーマとした、長文の穴埋め問題が加わります。高校・大学入試で優遇されるケースがあるほか、留学の認定級としても利用できるようになります。

2級:高校卒業レベルで、医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題。前述の大阪の公立高校入試で優遇が受けられるレベルです。入学金や学費免除、英語科目の単位認定など入試以外でも活用できます。

小学生のうちに英検®2級取得も夢じゃない!

小学生のうちに英検®2級取得も夢じゃない!

前述したように、まずは英検®5級から挑戦し、小学生のうちに英検®4級を取得できれば、中学、高校で余裕をもって上位級へと進めていくことができそうです。さらに、早いうちから目標設定が明確なカリキュラムで学習を進めれば、小学生で3級以上を取得するのも夢ではありません。実際に、子ども英語教室Lepton(レプトン)では、小学生での英検®準2級や2級取得者が出ています。

子ども英語教室Lepton(レプトン)では、小学生での英検®準2級や2級取得者が出ています。

※2019年3月~2021年3月の実績

※2019年3月~2021年3月の実績

レプトンのテキストやレッスンには、直接的な英検®対策の内容は含まれていませんが、近年の英検®はTOEIC®などと同じように「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能型の試験になっていますので、4技能をバランスよく学習する独自のカリキュラムによって、十分に対応できるのです。

目標があるからがんばれる! レプトン受講生の声

実際に、幼児・小学生から子ども英語教室Lepton(レプトン)に通い始め、英検®準2級、2級に見事合格した受講生と保護者様の声をご紹介します。

Tさん<小学6年生で英検®準2級合格!>
Tさん<小学6年生で英検®準2級合格!>
英検®は1年に1級ずつ受験。「英検®のListeningの正答率が高かったり、WritingやSpeakingで自分なりの表現が出てきたのも、レプトンに通っているおかげだと思います。自分のペースで進められるところが合っているようです」(保護者様)
Sさん<中学1年生で英検®2級合格!>
Sさん<中学1年生で英検®2級合格!>
英検®は4級、3級、準2級を、小4から年1級ペースで合格。「2級の一次試験に一度で合格したのには驚きました。対策を特にしていなくても週2回のレッスンだけで合格できたのは、レプトンのカリキュラムと先生方の指導のおかげだと思っています」(保護者様)
Sさん<中学3年生で英検®2級合格!>
Sさん<中学3年生で英検®2級合格!>
「英語が好きになり、学校の授業にもついていけるようになったのがよかったです。レプトンに通ってから、英語に対して自信がつき、英語に積極的に関わるようになりました。リスニング力も少しずつついてきました」(保護者様)

英検®2級以上が取得できれば、4技能が身についていることがアピールできるほか、有効期限がないため、中学・高校入試に優遇のほかにも将来的に大学の単位や就職活動でも有効に働きます。小学生のうちから取得しておいて損はありません。

英検®4級合格がゴールじゃない! 中学進学やその先も見据えた勉強法

英検®︎4級合格がゴールじゃない! 中学進学やその先も見据えた勉強法

小学生から英検®を受験するなら、小学校卒業までに取っておきたいのが英検®4級です。でも、英検︎®4級に合格することが最終目標ではありません。中学進学後、そして、その先につながる小学生のお子さまのために必要な勉強法についてお話します。

勉強法その1: 使える単語力を身につけよう!

英検®の対策といえば、とにかく単語です。英検®対策の超定番と言われているロングセラーの某単語帳では、英検®5級用で600語、英検®4級用で700語の単語(get upなどの熟語含む)が収録されています。単純計算すると、英検®4級受験までに1,300語の単語を知っておく必要があります。

勉強法その2: 小学生はリスニングで合否が決まる!

小学生の英検®合格者の一般的な傾向として、リーディングよりもリスニングの方が大幅に高い点数を取れており、リスニングの出来が合否の決定要因になっています。リスニングに関しては、「余裕で8割取れた!」「あと1問正解だったら、リスニング満点だった」という話を耳にする一方で、「リーディングは正答率5割以下だったけど、合格できた」といった話もよく聞きます。こうしたアンバランスさの大きな理由の1つと考えられるのは、いまの小学生が受けている「4技能」型の英語教育です。日本語でもそうですが、子どもたちは言葉を身につけるとき、まずは耳で聞き、それを文字化して覚えます。親世代とは違って、イマドキの子どもたちは「聞く→話す→読む→書く」の順で英語を練習し習得していくため、4つの技能の中で最初に熟達するのが「聞く」力、つまりリスニング力なのです。

勉強法その3: ライティングの基礎力をきちんと測る!

先の話にはなりますが、次の英検®3級からはライティング(英作文)試験が登場します。質問に対して自分の意見を英文で書く問題で、3級以上ではライティングの出来が確実に合否を分けます。英検®4級のようにリスニングテストだけで合格を勝ち取るのは、3級ではimpossible(不可能だ)とお考えください。また、2023年度の英検®3級の試験ではライティングの出題は1問だけですが、2024年度からは2問に増えます。ライティング試験での得点がますます3級の合否を左右します。

勉強法その4: テストに慣れておく!

英検®を受験予定の方は、必ずマークシートの解答のしかたを練習しましょう。小学生の場合、塗りつぶすマークの行や列を間違えるといったミスの頻度はさらに高まります。さらに、英検®以外の英語検定を受験してみることも、試験を受ける機会そのものが少ない小学生にとってはプラスです。子ども英語教室Lepton(レプトン)では、小学生をメイン対象として作られている、英語検定試験『JET』 (Junior English Test;ジェット)を年に数回受けています。JETはマークシート形式で、リスニングとリーディングの2つの技能を測る試験です。特に、リスニング力と単語力を中心に出題・測定しますので、英検®にも効果的です。

あくまでも検定は健康診断。大事なのは英検®取得のその先!

あくまでも検定は健康診断。大事なのは英検®取得のその先!

子どもたちに将来、求められるのは、ビジネスシーンで使える英語力です。これを身につけるには、2,000~3,000時間の英語学習が必要と言われています。検定はあくまでもお子さまの英語力を客観的に測定する「健康診断」ですので、成績表が戻ってきたら、合否だけではなく、技能別のスコアを確認し、自分の弱点となる技能や、目標とする英語力まで、どの程度学習したらいいのかを振り返り、次の学習に活かしていくことが大切です。

英語はスポーツと同じ「技能教育」です。繰り返し学習することで着実に身につくので、仮に周りと比較して進度が遅いと感じても、お子さまに合った方法で学習を続ければ、英語は必ず上達します。特に、小学生のうちは楽しみながら学習できるうえ、「外国人と話がしたい」「海外で働きたい」などの夢や目標が学習のモチベーションになります。合否に一喜一憂せず、お子さまの学習意欲を維持できるよう、成長する姿を見守ることも大切です。

小学生から将来使える英語力を身につけるなら、レプトン

子ども英語教室Lepton(レプトン)は、TOEIC®600点、英検®2級レベルのコミュニケーション英語力の習得を目標に、4技能をバランスよく習得する個別・自立学習型の子ども英語教室です。英検®取得の実績のほかにも、独自の学習法でお子さまが自ら英語を学習するしくみが整っています。小学生から本気でお子さまの英語習得を考えるなら、まずは無料体験レッスンにご参加ください。教室の雰囲気や、お子さまとの相性は、実際に足を運んでみないとわかりません。まずはお近くの教室にお問い合わせいただくか、レプトン公式サイトのフォームよりお申し込みください。

教室ごとに受け入れの上限がございます。
枠が埋まってしまう前にお早めにお申し込みください。