お子様に必要な英語教育とはお子様に必要な英語教育とは

いまのこどもたちは TOEIC®・TOEFL®受検が“必須”に!?

「就職や人事評価で使われるTOEIC®(トーイック)をこどもたちが受ける!?」「TOEIC®は知っているけど、TOEFL®(トーフル)」って何?」など、驚かれるのも無理はありません。実は、東京オリンピック開催の2020年度から、センター試験に代えて、TOEIC®やTOEFL®などの英語検定を大学入試で使う準備が進んでいます。いまの小学生・中学生はTOEIC®・TOEFL®など英語検定が必須。そして、これらの検定で良い点数を取ることが、今後のこどもたちの英語学習の醍醐味の一つになってゆく…。このような、親世代はまったく経験したことがない、これからの大学入試で使われるTOEIC®とTOEFL®の特徴について簡単にご説明します。

TOEIC®・TOEFL®とは

TOEIC®もTOEFL®も、世界最大級のテスト開発機関Educational Testing Service(ETS)が開発した、実生活での英語コミュニケーションに必要な、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に測るテストです。それぞれ日本を含む、世界百数十ヵ国で実施されている「グローバルスタンダード(世界標準)」の英語検定です。

TOEIC®とTOEFL®の特徴や違いについて、以下に簡単にまとめてみます。

まず、TOEIC®(トーイック)はTest of English for International Communicationの略です。主に大学生や社会人を対象に、日常生活や仕事で必要な4技能の英語運用能力を測定します。

皆さまご存知のとおり、日本では多くの企業が、社員の採用や昇進・昇給などの評価にTOEIC®を利用しています。「聞く」「読む」力を中心に測るTOEIC® Listening & Reading Testと、「話す」「書く」力の評価に特化したTOEIC® Speaking & Writing Testsの2種類のテストが広く使われています。

次に、TOEFL®(トーフル)はTest of English as a Foreign Languageの略です。親世代にはなじみが薄いかもしれませんが、50年以上の歴史を持つ、世界130ヵ国で実施されている「世界基準」の英語検定です。ちなみに、TOEIC®はこのTOEFL®を元にETSが開発したと言われています。

TOEFL®は、おもに英語圏の大学・大学院への留学希望者が対象のテストです。キャンパスライフや講義など“大学”を中心とした、アカデミックな場面でのコミュニケーションに必要な「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に評価します。

大学に入ったら即TOEIC®!

「TOEIC®が必要なのは、“就活”が始まってから」と思われている方が多いかと思います。しかし実際には、すでに“大学入試”で広くTOEIC®は利用されています。

たとえば、2016年度の大学入試では、全国の約半分の大学がTOEIC®を活用していたことが、TOEIC®を日本で実施・運営する「国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」の調査でわかっています。

また、TOEIC®の利用は入試だけに留まりません。早稲田大学、明治大学、法政大学、同志社大学などでは、大学全体または学部単位で、TOEIC®を学生に一斉受検させて、その結果を英語習熟度別のクラス編成、交換留学生の選抜、就活支援などに幅広く役立てています。

このようなTOEIC®の利用は私立大学だけでなく、筑波大学、広島大学、岡山大学、佐賀大学などの国立大学でも見られます。なかには、入学直後の新入生全員にTOEIC®を受検させる大学もあるほどです。
さらに、龍谷大学 国際学部のように、卒業要件としてTOEIC® 730点以上取得を必須とするところも出てきました。

大学入試センター試験に代わり、2020年度から始まる新テスト『大学入学共通テスト(仮称)』の英語では、TOEIC®以外にもさまざまな英語検定の利用が検討されています。

しかしながら、「大学に入学したら即TOEIC®!」という大学が急増中というトレンドより、早いうちからTOEIC®につながる英語学習をしておくと、効率よく進められるでしょう。

大学留学を希望するならTOEFL®

TOEFL®は、米国など英語圏の大学・大学院への留学希望者が受検する英語検定であり、これまでは”知る人ぞ知る”テストでした。しかし近年、TOEFL®が日本の学校教育や大学入試で注目されるようになりました。その理由とは?

たとえば、開成高等学校や渋谷教育学園渋谷高等学校といった国内有数の進学校では、東京大学ではなく、ハーバード大学やイェール大学といった世界の名門大学に合格・進学する学生が増えていることをご存知でしたしょうか?

また、大阪府は、高校の3年間で英語圏の大学に進学できるレベルの英語力育成を目的に、府立高校でTOEFL®対策の授業を試験的に導入しています。

さらに、早稲田大学、明治大学、法政大学、関西学院大学、立命館大学などでは、TOEFL®の大学入試利用がすでに始まっています。

TOEFL®もTOEIC®同様に大学入試で使えますが、ひとつ注意点があります。それは、TOEFL®はTOEIC®に比べると、アカデミック色がずっと強いという点です。

具体的には、大学の一般教養レベルの人文・社会・自然科学系の教科書的な文章や講義内容を、短い時間で読んで、あるいは聞いて理解し、その内容について自分のことばで話す、あるいは書いて説明ができるか、というレベルの英語力が求められます。

そして、TOEFL®は有名な大学になればなるほど、必要な点数が上昇します。英米の名門大学ともなると、TOEIC®なら900点台、英検なら1級に相当する英語力が入学前に必要です。日本でも、早稲田大学 国際教養学部や上智大学 国際教養学部などの“国際系”学部に入学するには、海外の名門大学と同じぐらい高いTOEFL®の点数が必要になってきます。

以上のような理由より、海外大学への進学や、日本の大学から英米の大学への交換留学を将来の選択肢に考えている“海外組”のお子さまはTOEFL®受検が必須になります。

一方で、日本の大学を目指す“国内組”のお子さまは、TOEIC®につながる英語学習を早期からされておくと、大学入試だけでなく、大学入学後の学業や就活などにもダイレクトに役立つでしょう。

いずれにせよ、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の総合学習が、これからの英語では“必須”です。